みなさん、どうもこんにちは。
先日マスクを購入したところ、店員さんに「小さいサイズですが間違えないですか?」と言われ、
自分の顔の大きさが気になり始めました。ダイコンです。
毎年忘れず猛暑を届ける日本の夏。
この季節に気を付けたいのが熱中症です。
今回は、「最も多く熱中症が発生している場所」とその原因について解説します。
広がり続ける熱中症被害
総務省消防庁のデータによると、日本全国で夏季(5月~9月)に熱中症で救急搬送された方は、直近で、2021年は47,877人、2022年は71,029人、2023年は91,467人と増加傾向にあります。
特に2023年は非常に厳しい暑さが長期間にわたって続き、過去2番目の搬送人員となりました。
【参考:過去1番目は2018年の95,137人】
このままだと2024年には10万人を突破してしまいそう・・・。
悪い未来を想像してしまった私は、みなさんのことが心配になりました。
なになに?
「熱中症なんて、外に出なければ大丈夫だろう」って?
その思考、ますます心配になりますね・・・
本題へ入ります。
最も多く熱中症が発生している場所
総務省消防庁が出している ” 令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況 ” によると、熱中症の救急搬送人員数が多い場所は下記のとおりでした。
場所 | 詳細 | 救急搬送人員数 | 全体に対する割合 | |
1位 | 住居 | 敷地内の全ての場所を含む | 36,541 人 | 39.9 % |
2位 | 道路 | 一般道路、歩道、有料道路、高速道路等 | 15,186 人 | 16.6 % |
3位 | 公衆 (屋外) | 不特定者が出入りする場所の屋外部分(競技場、各対象物の屋外駐車場、野外コンサート会場、駅(屋外ホーム)等) | 11,742 人 | 12.8 % |
総務省消防庁の熱中症情報を元に作成した令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況
なんと救急搬送人員数が一番多い場所は意外にも 住居 で、全体の約4割を占めているのです。
直射日光を避けられて、扇風機やエアコンが使用できる住居でなぜ熱中症が発生するのか。
熱中症にかかるメカニズムから、原因は3つ考えられます。
① 温度と湿度
② 水分・塩分不足
③ 体調不良
ひとつずつ見ていきましょう。
住居で熱中症が発生する原因
温度と湿度
熱中症のリスクが高まるのは、室温28℃以上、湿度70%以上と言われています。
いくら室内にいるからといっても高温・多湿の環境にいれば、熱中症になってしまいます。
室内には温度計と湿度計を設置して常に温度と湿度を管理し、電気代をもったいぶらずにエアコンを使用して、室温は28℃以下、湿度は50~60%程度に保ちましょう。
水分・塩分不足
気温が高いと体温が上昇し汗をかきますが、この汗は水分と塩分で出来ています。
この発汗による体温調節で、体は水分と塩分が不足した状態となり、血液量の減少や血圧の低下から汗をかくことができずに体温が上がり続けて熱中症を引き起こします。
屋外では汗をかいていることを意識して水分補給をしている人が多いですが、室内では意識が低下して水分補給を怠って熱中症になるケースが多いようです。
また、睡眠前に十分な水分補給をしておらず、睡眠時に熱中症になることも多いようです。
喉が渇いていなくても、こまめに水分補給する習慣を身につけましょう。
体調不良
寝不足や疲れによる体温調節機能の低下、二日酔いや下痢などによる脱水症状から熱中症になるリスクは高くなります。
睡眠時間の確保や健康的な食生活、過度なアルコールは控えるなどの健康管理をしながら、自分の健康状態を毎日チェックしましょう。
コメント
勉強になりました!!